私はずっと
「英語を話すことはかっこいい」
と思っていました。
小さな頃、
父と一緒に洋画を見ているときに
胸を張って
自信に溢れた表情で
「私は私よ。他の人がなんと言っても気にしないわ」
などと言っている
アメリカ人の俳優や女優が
とてもかっこよく見えて
その人たちの操る英語の音が
耳に心地よくて
「英語ってかっこいい…」と
憧れたのでした。
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その「かっこいい英語」は
私にとって
例えていえば
「一流の歌手の、素晴らしい歌」
のようなものでした。
中学、高校では
外国人と直接話す機会もなかったため
学校で習った英語は
ただひたすら、
「素晴らしい歌を歌う技能」を
磨くためのものでした。
その「素晴らしさ、かっこよさ」に
フォーカスが当たっていたため
授業中の発表も
まるで、音楽の授業で
みんなの前で一人、リコーダーを吹くように
「自分の技能を発表している」
といった感じでした。
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しかし、技能ばかりにフォーカスしていた私は
そのうちに
「かっこよくない自分の英語」に
直面することになります。
発音がかっこよくない。
文法が間違っていてかっこよくない。
変な表現でかっこよくない。
そう、自分で思い込んで
恥ずかしくなってしまったのです。
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ある日、通訳学校で
先生がふと
「英語って、別に
かっこよくなくたっていいんだよね」
とおっしゃったことがありました。
その言葉に私が衝撃を受けたのは
きっと、私が
「かっこよさ」から自由になれていなかったからだ、
と思います。
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29歳で英語を再び勉強し始めたころ
当時通っていたNOVAの先生たちや
そのご縁でできた
イギリス人やアメリカ人
オーストラリア人の友達に
次々と覚えた表現を使っては
「通じた!」と嬉しかった気持ち。
自分の英語がかっこいいとかかっこ悪いとか
そんなことを考える隙は
全くありませんでした。
ただただ、
コミュニケーションのツールである
英語を身につけていくことが
楽しくて仕方がなかったのでした。
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世界中で、
4人に一人が話していると
言われる英語。
17.5億人の英語人口のうち
非ネイティブは13.6億人。
それぞれ、話す英語は千差万別。
ネイティブスピーカーのような
「かっこいい」英語である必要は、
全くありません。
たとえ、単語ひとつであろうと
相手と共通の言語を使って
文化の違う人と
コミュニケーションを取ろうとしている
そのことだけでも、
とっても素晴らしいと
私は思います。
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【Today's quote】
If you can dream it, you can do it.
-Walt Disney
夢見ることができるなら、
あなたはそれを実現できる。
-ウォルト・ディズニー
ディズニーの作った夢の世界へ
足を踏み入れるたびに
この言葉を思い出します。
これをお読みのあなたの夢も、
実現する日が必ず来ます。
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